今日の一言 インタビューの方法①
2012/02/13
私たちの自費出版の仕事には、インタビューが付き物です。ひじょうに進行しやすい対象者(or お客様)もいれば、進行しない対象者の方もいらっしゃいます。よく勘違いするのが「質問をすればいい」という思い込みです。質問さえすれば、対象者は応えてくれるというのは、取材する側の傲慢ともいえる考え方だと私は思います。ライターがとくに怖がるのは沈黙です。しかし沈黙を怖がっては、効果的な自費出版のインタビューを行うことはできません。ライターにとっては沈黙でも対象者にとっては「思考を深めている時間」「言葉を選んでいる時間」「言おうか言うまいか決心している時間」です。このときに「〜についてどう思われますか?」というようにただ、矢継ぎ早に質問をすると「ちょっと、あなた、黙っておいてよ」ということになり、その後は、スムーズに取材をすすめることはできないでしょう。