今日の一言 小さな出版社の本は、書店の「いい棚」に置かれない?
2016/07/11
先日お客様から問い合わせがありました。
「ライティングさんから自費出版して書店においてもらっても、あまり売れないのではないか」との質問でした。
もちろん、その場でしっかりとご説明させていただきましたが、皆様にも知っていただきたいと思い、その答えを書かせていただきます。
まず、書店での扱いについて、です。
小さな出版社から出たとしても書店での扱いが悪くなる、ということはありません。
なぜなら、書店のどこに置かれるか、というのは書店員さんが決めるからです。
出版社の人間には、そこまでの権限はありません。
そこで、書店員さんが「新刊をどこに置くか」決めるときの心の動きを見てみましょう。
1)タイトルを見ます
2)カバーのデザインをみます
3)まえがきと目次をさらっと読みます
4)著者のプロフィールをみます
これらの4つを総合判断して、面白そうだな、と思えば、棚の「いいところ」に並べてくれるのです。もうお気づきでしょう。どの出版社から出たか、というのは、ほとんど見ていないといっていいでしょう。
勘のいい方は、もうひとつ重要なことに気づいたはずです。書店員さんが、本をどこに置くか決める方法は、みなさんが書店で本を買うかどうか考えるときの行動とまったく同じです。出版社で決まるということはありません。