今日の一言 宮崎県のお客様を訪ねて

2018/01/18

お客様から問い合わせがあり、宮崎県に出向くことになりました。
京都から宮崎に行くとなると、費用、労力などの面において「たいへんかな?」と少し心配していたのですが、全然大丈夫でした。

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飛行機を2週間ぐらい前から予約すれば、1万台前半でチケットを購入できますし、いったん宮崎空港に到着すれば、電車やレンタカーで市内まではすぐのようです。

ただ、お客様の場所は、宮崎空港から1時間ほどかかるとのことで、お車にて空港まで迎えにきてくださいました。道中、時間がたっぷりあり、わざわざ、名所旧跡の多い、海岸線を走ってくださいましたので、景色がきれいでした。きれいなビーチやリゾートホテルもあります。個人的には立ち寄りたい場所がたくさんあったのですが(笑)、「まさか○○神社って、有名なところですね。すこし観光したいので止めてください」とお願いするわけにもいかず、ぐっと我慢しました...。

お客様の自宅に到着。ひろい敷地のなかに、お屋敷があり、経営していたという工場もあります。当社の出版のシステムを一通り、説明したあと、お昼だからと弁当を出してくださいました。ただ、肝心の出版契約の話となると、まだ少しご心配のようだったので、とりあえずその場はお引き取りし、後日可否の連絡をもらうことにしました。

さすがに宮崎まで来て、直行直帰するにはもったいないので、翌日は県内を一通り見てから京都に帰ろうと思い、まずは市内中心部に近い宮崎神宮に参ることにしました。

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神武天皇の孫が、祖父をしのび鎮祭したという宮崎神宮。なんと紀元前の建立だそうです。当社のある京都は「なくよ(794年)ウグイス平安京とよばれる京都には、古い神社が多い。日本一の都市だ」と、どこか誇らしく、思い上がった気持ちをもっていた私は、京都より歴史のある都市は日本にどこでもあるんだ、という当たり前の事実を思い知らされました。

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神宮の門前には、和菓子屋がありました。
薩摩蒸氣屋さんという屋号でした。
「旅の楽しみは、食にあり」
を信条とする私は、イチゴ大福とみかん大福をいただきました。
イチゴとみかん、まるごと一個はいっている贅沢な饅頭です。
列車が1時間に1本ぐらいしかなく、待ち時間が多いので、ゆっくりいただくことができました。

つぎに大御神社を訪れました。
県内の北部なので、レンタカーで2時間ほど走りました。
ただ、そこまでした甲斐がありました。
すばらしい神社です。
まず、境内全体が日向灘に面しており、絶景が見られます。
また、竜がのぼっていく様のような洞窟(縄文時代以前)や、国歌にうたわれる「さざれ石」が見られます。

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境内から難所で知られる日向灘を1時間ほどぼおっと眺めました。2600年前に神の国、宮崎をあとにして、畿内を目指した神武天皇。宮崎南部を出発され、北部の大御神社にいったん立ち寄り、ここから瀬戸内をとおり、大阪、熊野を目指したといいます。途中、神武天皇の畿内入りをはばむ勢力と戦いながら、海路を船で向かう旅は、ほんとうにたいへんだっただろうと想像が付きます。これを神武東征といいます。

神の国、宮崎県を訪れることができた私は幸せ者です。
お客様。
どなたか、私をふたたび、宮崎に呼んでください。

 



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