今日の一言 適切な印税率とは
2011/10/26
(前項の続き) ですから、適切な印税率は、68%以下ということになります。では、その68%すべてを著者に還元すればいいかというと、またそれにも問題があります。すべてが著者に渡ると、広告宣伝費はどうなるのでしょうか。
皆様が自費出版した本の初版1000部、完売したとします。そして1000部を増刷したとします。その増刷分1000部が初版と同じように売れるとは限りませんから、やはり広告宣伝費が必要になります。
自費出版した著者が68%すべてをとってしまうと、広告なしで本を売るというはめになってしまいます。ゆえに、自費出版社に皆様の本を売ろうという気があるとすれば、それはどうしても68%以下になる、というわけなのです。
皆様が自費出版した本の初版1000部、完売したとします。そして1000部を増刷したとします。その増刷分1000部が初版と同じように売れるとは限りませんから、やはり広告宣伝費が必要になります。
自費出版した著者が68%すべてをとってしまうと、広告なしで本を売るというはめになってしまいます。ゆえに、自費出版社に皆様の本を売ろうという気があるとすれば、それはどうしても68%以下になる、というわけなのです。